タイキは不安な毎日を過ごしていた。
王じゃない人物を王様にしたと思っているタイキは、このまま天帝に制裁されて、ゼンシュウと一緒に人生終了すると思ったからである。
その悩みに気づいたタイ王は、タイキの悩みを解消するためにエン王を呼んで芝居をうった。
タイ王「どうしてエン王の前で土下座して礼をしないのおおおっ!?!?!?
駄目でしょおおおおおっ!!??!!?」
タイキ「いつもより皆が怖いよおおおおおおっ!!!
でも、土下座できないいいいいいいいいっ!!」
エン王「とんでもないクソガキだね!
タイ国はエンに対して何か恨みでもあるのっ!?
頭を下げる事もできないなんて、無礼にもほどがあるよ!」
タイキ「こんな状態でも頭を下げられないよおおおおっ!!!!
すごい拒絶感を感じるううううっ!!!」
タイ王「実はこれは芝居だったんだよ!
麒麟ってのは自分の王様以外には頭を下げられない生き物なんだよ!
だから、頭に触れる事ができて、土下座できる相手が王様なんだよ!
それを理解したらゆっくり安心してね!」
タイキ「ゆっくり安心するよ!」
でも、タイキもタイ王も行方不明になって大変なことになって物語が終わった。めでたしめでたし。
(´・ω・`)このタイキの話って、十二国記の世界で、麒麟とはどういう存在なのかを説明するために作られたお話さんなのかもしれないね。
この話だけで結構、麒麟っていう生き物がどんな感じなのかわかりますし。
●王様を選び、その王様が承認してくれたら不老不死の王様が誕生する。
●王様が道を誤ると病にかかって苦しい。そのまま死ぬ。
●妖魔を指令にして、大量の妖魔を運用できるけど、指令にするのに失敗したら殺される恐れがある。
●麒麟の肉は美味しい。
●王様にしか土下座できず、頭を触れさせる事を許さない。
●血を見ると頭がくらくらして大変。
●蓬莱に流されたら、成長が止まってロリ娘か、ショタの姿で成長が止まる。
(´・ω・`)エン王がタイキを芝居で虐めるところが和んだよ!ちょっとやりすぎなところがいいね!